台風はいつまで気をつければいいの?去年までの台風情報で台風シーズンを知ろう

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夏から秋にかけて台風シーズンに突入!

毎年発生する台風は、通勤通学をしている方や屋外で働いている人たちにとっては、とても気になる情報です。

気象庁のサイトには、毎年の台風についての情報が記録されています。

  • 接近数
  • 発生数
  • 上陸数

上記の順番で過去の事例から台風はいつからいつまで気をつけないといけないのか紹介します。

台風シーズンは毎年10月まで!

沖縄を除く、本土では台風が接近するのは毎年10月までです。

まずは接近数から過去2011年までの情報を紹介します。

2022年までの台風の接近数

沖縄では12月まで接近する可能性があるので注意が必要です。

上記の接近数は、全国での接近数です。本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数だけに絞ると2018年が10件と過去10年で最多で日本本土に接近する台風の数は毎年5件〜多くても10件です。

ちなみに、今年2023年の台風の接近数(2022年8月17日現在)は現時点で4件です。

2023年台風接近件数

台風は時期によって進路が変わる

台風の進路

出典:気象庁|台風の発生、接近、上陸、経路

台風は時期によって、台風が出発して後の進路が違います。

台風の規模は1000km~2000kmの大きな気象現象ですが、それよりももっと大きな気象現象である高気圧や偏西風などの影響を受けて進んでいるため月によって進路が変わるとされています。

上記の進路図にも、例外はありますがほとんどの台風は6月〜10月くらいまでは日本に接近する進路を辿って北上してくることが多いです。

台風は1年中発生している

日本に台風の影響が出てくるのは、毎年早くても5月からです。

なので、台風発生については春くらいからニュースで取り上げられますけど、実は台風自体は1年中発生しています。

2022年までの台風の発生数
台風発生件数

過去10年間の情報だと、台風の発生が多い月は7月〜11月ですけど、毎月26件くらいの台風が太平洋で発生しています。

その中で日本に影響がある台風は、5月〜11月くらいに発生している台風です。

今年の気象庁の速報値だと、2023年の台風の発生数(2022年8月17日現在)は10件なので平年並みです。

被害が一番出る台風上陸!今年はいくつ上陸するの?

台風は、接近でも大雨や強風・暴風が発生するので大変です。

でも、もっとも被害が出るのは台風の上陸

台風の上陸の定義
台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としています。沖縄は上陸ではなく通過とされています。

台風が上陸すると、交通機関が大きな影響を受けます。

2022年までの台風の上陸数
台風 上陸件数

2011年からのデータでは、台風の上陸件数2〜6件

小さい島や半島を横切って短時間で再び海に出る場合は台風上陸ではなく通過となっているので本土に住んでいる場合は台風の上陸はイメージよりは低いと思います。

2020年は2009年以来11年ぶりに日本に台風が上陸しなかった年です。少し前ですが2016年は6件もの台風が上陸して各地に被害をもたらしました。

例年、9月までに2件以上の台風が上陸していますけど、2023年は8月17日時点で1件上陸しています

2023年台風上陸件数

台風上陸が多い都道府県はどこ?

台風上陸が多い都道府県

1951年からの統計によると、台風上陸が一番多いのが鹿児島県です。ランキングを見ると九州・四国地方が台風の影響を受けやすいことがわかります。

また、関東だと千葉県が一番多くなっています。

台風の名前はどうやって決まっているの?

台風には名前があることを知っていましたか?

名前の付け方は、

 台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、主に下に記すことを目的として、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、同領域に共通のアジア名として、同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。

出典:気象庁

日本でも名付け親になっている台風が毎年発生しています。

台風の名前の付け方

ニュースで稀に台風の名前で紹介されることがあります。名前については細かいルールがありますので詳しく知りたい方は、気象庁のサイトで確認してください。

台風の防災!どのような災害が起こるのか知ろう

今年は台風の接近件数は平均並ですが、上陸件数・発生件数は平均で最近では台風の通過後の線状降水帯となって水害や土砂災害を引き起こしています。

線状降水帯とは?いつから注目されるようになった?発生のメカニズムや対策を考えよう

台風が上陸・接近すると大雨と強風で公共交通機関がストップすることがあります。

過去の事例になりますが2019年は、台風19号と台風21号の影響で災害がたくさん発生しました。2023年の8月時点では台風10号まで発生しています。

あまり被害を受けなかった地域の方も、大型台風が接近すると各地で食料品の買い占めが相次いで大変なので今のうちから準備をしておくことが大切です。

日本は災害大国で水害に特に弱いので、台風が接近するだけでも洪水被害に遭う確率が高いです。

今年は台風がまだ1件しか上陸していませんけど、大型の台風が接近するだけで大雨が降りますので、川の氾濫による洪水や土砂崩れが発生する確率があります。

台風シーズンが終わると、防災についての意識が薄れてしまいますので…、いつ災害が発生しても命を守れるように災害対策をしておきましょう。

まずはハザードマップを確認しよう!

台風シーズンにまず確認しておくべきことは、ハザードマップです。

ハザードバップでは、政府が災害の場所と被害頻度を予測して、地域ごとに発生しやすい災害の範囲をマップ上で表した地図で表示してくれます。

台風シーズンで確認した方がいいことは「洪水」「土砂災害」なので、自分が住んでいる地域の洪水が発生しやすいのかを確認しておいてください。

令和2年7月豪雨で学ぶ水害の恐ろしさ!ハザードマップだけでも危険かも?東京都内で引越しを考えて調べたこと

東京都に住んでいる方で特に東側に住居や会社がある方は大規模な洪水が発生するとかなりヤバイ状況になるので避難経路なども確認した方がいいです。

浸水対策も必要

戸建て住宅やマンション・アパートの1階に住んでいる方は、土嚢や水のうで浸水対策も必要です。

浸水対策と注意点!おすすめアイテム5選もチェック【保存版】
土嚢と水のうの違いは?水のうはいざという時にすぐ作れるからとてもおすすめ!

防災グッズも最低限用意しよう!

ハザードマップで危険性を確認したら、必要な防災グッズを準備しておきましょう。

今年の梅雨入りはいつ?今年はコロナもあるから水害に要注意!

2020年からは、新型コロナの影響もあるので避難所に気軽にいけません。感染症が流行しているタイミングでは避難所の受入人数がいつもの半分くらいということもあります。

洪水が発生した時は、近くの高い場所に避難して数時間過ごさないといけないので、水・食糧・ライト・防寒着など最低限必要なものは準備しておいて損はないはずです。

政府でも災害時の準備についてHPで紹介しているので、気になる方は政府サイトものぞいてみてください。普段確認しない防災についての国の考えが理解できます。

首相官邸ホームページ

ペットと共に避難する際は特に準備しよう

ペットを連れて避難する場合、最初に確認することは避難先がペットを受け入れるかどうかです。すべての避難所がペットを受け入れるわけではないため、事前に近くの避難所に問い合わせておくことが大切です。

本土で台風の影響があるのは毎年5月〜10月!準備を万全にしよう

台風 怖い

日本での台風シーズンは5月〜10月までです。

日本気象協会は、この先の台風の見通しを解析。2023年の秋は、台風の発生数は平年並みか少なく、台風の本土への接近数も平年並みか少ない予想です。ただし、台風の接近時は勢力が強くなりやすいため、秋にかけても引き続き台風災害に警戒してください。

引用:日本気象協会 tenki.jp

今年は、台風は平年並みに発生している年ですが、太平洋の水温は例年よりも高ければ台風シーズンが11月くらいまで長引いてしまう可能性があります。

台風は気象現象なので、人間に防ぐことはできません。

ですけど、もし台風の影響で被災してしまった時に、

  • 地域の情報を知っていること
  • 防災グッズを用意していること
  • 被災したときにどうするか決めておくこと

情報を収集して準備をすることで、被害を最小限にできるしなにより安心することができます。

外部ページになりますが「水害対策チェックリスト」が記事の最後の方についているので確認する時に便利です。

ミドリ安全の水害対策特集ページ

万が一被災した時のためにも、何が足りないのかを把握して早めの準備をしておきましょう!

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